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DJI Teera のファームウェアアップデート(2025/11/4)

  • 執筆者の写真: SDSC
    SDSC
  • 11月7日
  • 読了時間: 3分

DJI Zenmuse L3 の発売に伴い、DJI Terra が大幅にアップデートされました。



【新機能】


  • Zenmuse L3 で取得したデータを使用して、可視光再構築タスクをサポートします。LiDAR 点群タスクの再構築が可能になりました。

  • LiDAR 点群タスクでクラスタ再構築をサポートします。

  • LiDAR 点群再構築前の POS データ処理をサポート対応しました(RAW POS、ローカル PPK、クラウド PPK(中国本土のみ)対応)。

  • LiDAR 点群再構築タスクで、低品質フライト経路データを削除するための飛行経路トリミング機能を追加しました。品質レポートに飛行経路精度を表示します。

  • Zenmuse L3 で取得したデータから、リアルな Gaussian Splatting シーン再構築をサポートします(可視光方式に比べ大幅な効率向上)。

  • クラスタ再構築機能を大幅アップグレードし、ワーカー端末の管理機能を強化します。

  • Standard および Flagship ライセンスのユーザーもクラスタ再構築を利用可能になりました。



【更新内容】


  • 再構築効率を最適化し、速度を向上しました。設定から PC の電源モードを調整可能です。「最高のパフォーマンス」モードで Intel 第13/14世代 CPU 搭載 Windows 11 環境では再構築効率が大幅向上しました。

  • 可視光点群再構築の精度を大幅に改善しました。厚み、精度、色再現性を向上しました。

  • 可視光 DSM 結果を最適化。点群の厚みを軽減し、ノイズを抑え、壁面や地面など低テクスチャ領域の精度と色を改善しました。

  • プロジェクト保存パスの管理を改善しました。新規プロジェクト作成時および作成後に保存先を指定/変更可能になりました。

  • Gaussian Splatting モデル閲覧を最適化しました。TerraGS ファイル生成後、VRAM 4 GB の PC でも1億点規模の Gaussian Splatting 出力がスムーズに閲覧可能になりました。

  • 2D 可視光再構築で生成される DSM の精度を向上し、建物エッジなどの視覚効果を改善しました。



【注意事項】


  • LiDAR 飛行経路をトリミングしても、LiDAR センサーで撮影された写真は削除されません。これらは点群の色付け補助に使用され、再構築精度には影響しません。

  • v5.0.2 以前で作成されたプロジェクトを v5.1.0 へアップグレードする際、DJI Terra は最後の再構築タスクの保存先をデフォルトで使用します。旧プロジェクトにクラスタ/単体再構築の両結果が含まれる場合は、再構築前にプロジェクト情報パネルで保存先を変更してください。変更しないと、一時ファイル未削除や処理時間増加が発生する恐れがあります。

  • v5.1.0 で作成したタスクは、旧バージョンでは継続できません(ダウングレード後の再構築再開は不可)。

  • 可視光再構築では、地表点、DEM、等高線、TIN、Gaussian Splatting 出力はクラスタ再構築をサポートしません。LiDAR 点群再構築では DEM・等高線・Gaussian Splatting 出力がクラスタ再構築非対応です。

  • クラスタ再構築を行う場合、すべてのワーカー端末に必要なライセンス権限があることを確認してください。権限のない端末は再構築に参加しません(例:Standard 版の PC がタスクを起動した場合、同クラスタ内の Agriculture 版 PC は実行不可)。

  • v5.1.0 にアップグレード後、旧クラスタのワーカー端末は使用できなくなります。新しいクラスタ機能を利用するには、アフターサービス技術サポートへ連絡してください。

  • v5.0.2 以前のプロジェクトを v5.1.0 以降で再構築を続行する場合、以前の再構築結果はクリアされます。

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