沖縄県南城市にて物流ドローン「DJI Flycart 30」を使用した離島間物資輸送の実証を行いました
- SDSC
- 9 時間前
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沖縄ドローンサービスセンターは、沖縄セルラー電話株式会社と協力し、2025年11月19日に沖縄県南城市において物流ドローンの物資輸送を想定した実証実験を実施しました。
実施には上空で利用可能なSIMを機体本体及び送信機に装着し通常無線では届かない遠距離輸送を可能にしました。

【目的】
この実証実験は、離島や陸上輸送が困難な災害現場におけるドローン物流サービスの早期の社会実装を目指すもので、LTE回線を使用した資機材、日用品及び災害時救援物資輸送の実証を行い、ドローンを活用した新たな供給サービスの実装に向けたビジネスモデルを検証するために行いました。
【飛行概要】
飛行形態:カテゴリII飛行
飛行ルート:知念岬公園から久高島宿泊交流館までの約12kmのルート(往復)
使用ドローン:DJI FLYCART 30 カードモード(最大積載量40kg)
使用GCS:DJI DeliveryHub(遠隔航行)
総飛行時間:約20分(往復)
積載物:AED、医薬品、水、食料、日用品など10kg
天気:曇り、風速(地上)北7m/s、気温20℃
LTE:KDDI上空LTE-SIM(機体)

上空は北からの強い風が吹いていましたが、機体はとても安定しており、機上搭載のカメラで飛行周辺を監視しながら飛行を実施いたしました。
またルート途中において通常無線が途絶する区間はLTE回線を利用して全てをコントロールすることが出来ました。

【展望】
今回の実証データを元に、新たな飛行ルート、輸送対象、レベル3.5飛行の実施など、沖縄県内の企業や自治体などと連携し、より効果的・効率的な長距離ドローン輸送の発展に貢献していく所存です。
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